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2018年の吹奏楽界の動き ~会報吹奏楽208号を読んで~

2018年7月27日に会報吹奏楽208号が発刊されました!

いつもサラサラっと目を通してますが、今回も盛りだくさんの内容です。

コンクールのことや文化部活動ガイドラインのこと、学校教育における吹奏楽活動の在り方のこと・・・などなど、所感も込めて紹介します!

吹奏楽コンクールのネタが多めだ。

コンクールもだんだん歴史を刻んできてるね。

歴史っていうと、全日本吹奏楽連盟は今年で80周年を迎えたらしいよ。

80!?すごい!

1.丸ちゃん挨拶から抜粋!

あのー・・・悪いんだけど、丸ちゃんって誰?

えぇ!?丸ちゃんを知らないの!?

知らないよ・・・。

丸ちゃんっていうのは全日本吹奏楽連盟の現理事長の丸谷明夫さんだよ。

ちゃん付けの愛称で呼んじゃいけないくらいお偉いさんじゃん!!

いやね、今の中高生たちは知らないかもしれないけど、今もやってる所さんの『笑ってコラえて!』で2004年の吹奏楽の旅に当時の「淀川工業高校吹奏楽部」が取り上げられたんだよね。

ほうほう。ってことはその顧問の先生が丸ちゃんなの?

ピンポーンッもう何年も全国大会で金賞を獲り続けてるすごい団体だよ。

紹介は分かったからどんなことを抜粋してくれるの!?

あ、そうだった。じゃあ有用そうな情報を・・・。

1-1.2019年10月から消費税が10%に引き上げられる予定

↑このタイトルってお国の話じゃない・・・?

いやいや、↓これを読んでよ。

(略)2019年10月から消費税が10%に引き上げられる予定となっておりますが、その際にも健全な財政を維持できるよう、今から準備していきたいと考えております。(略)

おー。え?ってことはなに?

上手に切り詰めてくれるんだよ、きっと。

あ、でも今までの例で言うとコンクールの課題曲関連の値段は税によって変動したからその程度の影響はあるかもしれないね。

1-2.コンクール課題曲の委嘱が隔年に!

(略)既にお知らせの通り、従来、隔年で委嘱していたものを、毎年1曲委嘱することになりました。(略)

これは結構タイムリー

2019年度の課題曲も発表されたしね♪

ちなみに委嘱曲なしは2016年が最後だよ。

1-3.アンサンブルコンテストの出演順が抽選に!

(略)従来より編成別、人数順にしていましたが、近年編成が多用になったこともあり、今年度より編成に関係なく抽選により出演順を決めることになりました。(略)

これは全国大会の話かな。

だろうね。

ん~アンサンブルコンテストは私の中でもプログラムの後ろにいくほど編成が厚くなるイメージが強い!

ルールや秩序に即して順番を決めると「この編成はいったいどこに入れるのが適切なの!?」ってことが出てきたんだろうね。

抽選だったら平等になっていいな!

1-4.マーチング入門DVD制作中!

(略)マーチングの振興につきましては、昨年の総会でご提言をいただいていた、「入門用のDVD」を80周年の記念事業として制作を進めております。これにより、マーチングに取り組む団体が少しでも多くなり、マーチングが盛んになることを願っています。(略)

マーチングか~。団体が増えるといいね!てか私もやってみたい!

そうだね、指導者や練習場所の問題はあると思うけど、そういう課題を支援するためのDVDだろうし、活用する団体が増えるといいね。

マーチングをやるのが現実的じゃない団体にもせめて一度は見てもらえるといいな。

2.吹奏楽コンクールについて

毎年開催されてるコンクールだけど、全吹連の議題にまで上がっちゃうような話がいくつかあるよ。

私たちには直接関係なさそうなのもあるけど・・・

ま、誰かが関係あるんだし、健全なコンクール運営のために必要なんだよ。

じゃ、いってみよーっ!

2-1.全国大会中学高校の部の空席問題

まず、要約すると↓こんな意見が出たんだよね。

名古屋(国際会議場)は、普門館よりもキャパシティが狭く空席が目立つ。普門館で開催していた時よりも盛り上がっていないように思う。各支部大会でも様々な改革をしているので、案を持ち寄って全国大会を盛り上げたい。(略)

おーなんかすごい意見だ。私は全国大会見に行ったことないけど現場はそんな感じなんだね。

全国大会は指定席制により、混雑は見られないが、鑑賞したい団体の演奏が終わるとその席は空席が目立つ。

これね~。全部の団体を聴きたい吹奏楽ファンならいいんだけど、保護者なんかがいるとどうしてもこういうことが起きるんだよね。(決して保護者の方が悪いというワケではなく)

わ、私もなにか意見だしたいんだけど!?

いや、ぼくたちが思いつくようなことはとっくに議論されてると思うよ。例えばほら↓

指定席券で入替を(前提に)考えると行列が常にあり、ほぼ出入りが無く、(指定席券が)配布できない状況になった場合、どうするのか。その時のクレーム等を想像すると恐ろしい。(略)

うーん。。。

神奈川県は入場券を配布して、指定席券と引き換えにする仕組みを採用してるみたいだよ。帰るときに指定席券を返却してもらうから常に満席の状態だって。

今後の動きに注目だね。

2-2.三出制度の復活について

まず三出制度ってなに?という人はこちら↓の記事を読んでほしい

(三出制度があった時は)活気があったという声がある。「三出制度があってよかった」という意見も「無くなってよかった」という意見もあるが、制度が廃止されてから3年以上経過したので、見直しの議論を始める時期だと思う。三出団体へ別のステージを設定してもらえるのなら、三出制度(復活)も賛成。(略)

たしかに「活気があった」っていう声は分かるよ。出場者本人たちも「今年こそチャンスかも!」って思えるし、聴衆としても「三出休みの空いた枠にいったいどの団体が来るのか・・!?」っていうワクワクもあったよね。

そうだね。反対派の意見も分かるけどさ、大衆にとっては遠くてもチャンスが巡ってくるのは嬉しいことだよ。

あとはこんな意見もあったよ。

「働き方改革」もあり、活動自体が大変な学校(が出てくる)など影響が出始めている。(活動時間の制限は)公平性に疑問がある。地域的・時間的に制限がある団体にもチャンスを与えてほしい。

ちょっと難しいけど、環境や時間の制約を受けてる団体を公平に扱うっていうのは慎重な議論が必要だね。

そうだなぁ・・・三出制度を復活したとしても本質的な策ではない感じがするよ。

2-3.全国大会中学高校の代表数増加について

(略)全国大会に出場できなかったレベルの高い団体が他にも多数ある。三出制度にも違和感がある。三出制度が廃止されたことで閉塞感を持っている(略)

全国大会の出場団体が固定化されちゃったっていうのはあるよね。

実力があるんだから当然ってのはあるけど、にしてもその他のハイレベル(演奏レベルとしては全国でも通用する)団体が日の目を浴びれないのは本人たちも聴衆も残念だわ。

ちょっと希望をもちたい意見も出てるよ↓。

(略)中学校・高等学校で、各2日間開催すれば2,000席程度のホールでも(開催)可能ではないか。名古屋固定ではなく、全国持ち回りで開催できると思う。

開催地が毎回違うのは一度チャレンジしてほしいな。

大学・職場・一般の部では既にそうしてるしね。

三出制度は結局苦肉の策でしかなくて問題も多いよ。

2-4.全国大会小学校の部の開催について

正直、小学生の部に熱い関心を寄せてるのは関係者くらいのものかもしれないけど、こっちはこっちで熱いやり取りが交わされてるから紹介するよ。

実はある意見がめちゃくちゃ出てる・・・

(略)小学校バンドフェスティバルは大阪城ホールで開催しているので、座奏はコンサートホールで開催してほしいという要望が多い。(熊本)
奈良県でも、以前からステージで開催してほしいという意見が多い。他県の先生からもそのような意見を聞く。小学校の先生たちが全日本に意見書をまとめて提出しようという声もある。(略)
西関東では、小フェスより東日本大会に参加する団体が4倍も多い。ステージでの開催をしてほしい。
愛知県では3年ほど前から小学校マーチングの出場は0になり、ホール開催を強く希望している。
鹿児島でも小学校は50団体ほど加盟があり、非常に盛んである。以前からホールで開催してほしいという意見が出ていた。
「小学生らしさ」を求めて現在の形になったが、「小学生らしさを演出しているショー」のように感じる。マーチング・ミックスは大阪城ホールで、座奏はステージで開催してほしい。(なら)

ステージ開催を望む声が多いんだね~。

もちろん、ホール移行が一概によいとは言えないっていう反対の意見もあるよ。

子どもたちがいい環境で演奏を披露できることがその後の人生でも演奏を続けることにつながるかもしれない!

しっかりやってもらわなきゃね!連盟の方々には!

アンタ何様よ・・・。

3.文化部のガイドラインについて

文化庁芸術文化課より連絡があった。中学校・高等学校の文化部のあり方について、全4回の有識者会議を行い、2018年12月頃までにガイドラインを作成する予定。(中略)「週2日休み」等、スポーツ庁ガイドラインに準じた議論になると思われる。先々、部活動を学校から切り離し、地域活動にしたい意向。

どっひゃ~~!!!

なになになに!?

これはまた賛否両論入り乱れるよ!もちろん中身はそれだけじゃないだろうけど、週2日休みて!

うーん・・・でも、これまで指導死とか、顧問・生徒の過度な負担があっての今だもんね。

しっかり受け入れていかなきゃ。

てか12月ってもうじきじゃん!

(これを書いているのは9月)
(略)働き方改革に関係していることと、多少過激になっている活動を中高生のバランスの取れた活動にしようという方向。(略)

働いてる大人たちの中で叫ばれた動きが子どもたちにも降りてくるのはいいことだと思うよ。

思えば過度な部活動が社畜予備軍を作ってる感じもないわけじゃないしね。

社畜予備軍って・・・言い方!

4.おわりに

ここまで紹介したこと以外にもね、たくさんたくさんの意見が出ているんだ。

他にももっと紹介したいことあったけど、省略しちゃったもんね。

是非是非、会報吹奏楽を覗いてみてください!吹奏楽の世界も今まさに目まぐるしく変わろうとしている!

直近の文化部活動のガイドラインが楽しみだね。

心配でもあるけど・・・汗

まー私たちは日々の練習を頑張るだけだよ。自分の私生活との両立もはかれたらきっとそれが一番。

そうだね。お偉いさん方、お願いしますぞ!

だからどの立場なのよ・・・

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