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我が子のコンクールがもっと楽しみになる予備知識

吹奏楽部に入部されたお子さんコンクールに出場するのはとっても楽しみなことです。もちろん親御さん演奏を聴きに行くでしょう。私が高校のときはは父も仕事を休んで来てくれてた気がします。

舞台から放たれる音楽を目の当たりにするだけでももちろんいいですが、部員たちのそれまでの苦労や当日舞台に立つまでの流れを知ってた方がもっと楽しめると思います。そのあたり、ご紹介します。

ルカちゃんのお母さん、コンクール聴きに来てくれるって?

うん。今年も行くって言ってたよ。

じゃあ今日はそんなお母さんやお父さん、聴きに来てくれる人がルカちゃんたちの演奏をもっと楽しく聴けるような予備知識を紹介するよ。

ほいっす!

1.舞台での演奏にこぎつけるまで

ぼくね、毎年コンクールの演奏聴きに行っちゃうんだ。中学から一般までイケるところはだいたい。

好きなんだね。でもどうしてそんなに聴きに行くの?

本番の舞台に立つまでどれほどの練習をしてくるかを知ってるからだよ。そりゃあ団体ごとに差はあるけど何度も何度も繰り返し練習してきてやっと舞台で披露できる演奏は何者にも代えられない価値があるんだ。

ふむふむ。もっとお母さんに伝えられるように教えてよぉ。

コンクールの合奏って本番までに何十、何百回とやるよね。個人練習にしたらひとつのフレーズを何千回と練習するんだ。

そうだね。何度も何度もやって一人でもしっかり吹けるようにしてみんなでもちゃんと合うようにやるもんね。

うん。それに舞台に立つ人はただ繰り返し吹くだけじゃなくて楽器を持っていない時間も参考にしてる演奏や自分たちの録音を聴くんだよ。

そうやってあの演奏は作られるんだよね。しみじみ

みんな本番までめっちゃ頑張るねん。って伝えといてよ。

いや雑ぅぅううううううぅぅぅぅぅぅううう!!


コンクール本番までには課題曲・自由曲を何十回、何百回、何千回、何万回(?)と演奏してきます。楽器を持っていない時間には録音を聴いてさらに磨きをかけられないか粗を探しますし、ホール練習では客席からどのように聴こえるか、どんなセッティングが最も効果的かを研究します。

たった2曲、たった12分間に多くの時間・労力を注ぎ込みます。小規模バンドでも大規模バンドでもそうして磨き上げられた演奏を生で聴きたいから私はコンクールに足を運んでしまいます。正直、上手いか下手かは大事じゃなくて「お、今年もやってるな!」くらいの気持ちで聴いてます。

保護者の方は我が子がその舞台に立つということですから、感動もひとしおでしょう。心して聴いてください!毎日のお弁当や送り迎えは舞台の12分間に通じています。


2.奏者が舞台に立つまで

タイムテーブルによるんだけど、会場で楽器を出してから舞台に立つまではあっという間だね。

だんだん緊張が高まるよおおぉぉぉおお!

舞台に立つまでの流れはだいたい、

  • 楽器置き場で音出し
  • 移動
  • チューニング室
  • 移動
  • 小ホール(最後の音出し)
  • 移動
  • 舞台袖
  • 舞台(本番)

こんな流れ。タイムテーブルをプリントしておくとお母さんは客席にいても「今、娘/息子は・・・をしている!」っていうのが分かるからいいかもね。

舞台袖なんかほんとね、心臓の高鳴りが止まらないよ。

ひとつ前の団体の演奏の時なんか息子/娘もすぐそばでこれを聴いてると思ったらホント集中して聴けないよ。しかもその団体がめっちゃ上手だった時なんかね。

あれは来るよね。焚き付けられる。「やったらぁ!」ってなるよ。

んで、結果発表のあとは悔し涙を流してる、と。


会場に着いてから舞台に出てくるまでお子さんが何をしてるかも知っておくと良いと思います。運命の時間へ向けての最終調整をしてる頃ですから、我が子へ思いを馳せましょう。

舞台に出てくるころには本番までに行うすべての練習・課題を終えてるわけです。完璧に磨かれてきた演奏に耳を澄ましてください。


3.おわりに

吹奏楽に親しみのないお母さんお父さんって吹奏楽部をどう捉えてるんだろね。

何部でもみんな青春だよ。きっとそう思ってくれてるよ。

ネチネチした青春?

ネチネチなんかしないよ!女の子が多くてもさわやかな青春だよ。


吹奏楽コンクールっていうのは本当に出来る限りの力を注ぎ込むひと夏のイベントです。是非会場で生で聴いてください。努力の結晶の演奏ですから、あとでCDやDVDで聴くというのはもったいないです。会場でしか感じ取れないことがあるんです!よろしくお願いします!


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