我が子の演奏を100倍楽しく聴く方法
そんな日々の苦労を癒す意味も込めてコンサート等の演奏を今までよりも楽しく鑑賞できる準備・方法をご紹介します。
もーすぐ演奏会だね。ルカちゃんのお母さんやお父さんは演奏会を聴きに来てくれてる?
うん。お父さんが仕事で忙しい時はお母さんだけだったりするけど、おばあちゃんとかおじいちゃんもたまに来てくれるよ。
そっか、じゃあせっかく来てくれてるんだからちゃんと楽しんでもらいたいよね。
うん!何かできることあるのね!
1.曲を予習しておこう
まずひとつめは、お子さんが演奏する曲を事前に何度も聴いておこう。じつは初めて聴く曲ってあまり印象に残らなかったり、イマイチピンと来ないことが多いんだよね。
たしかに!コンクールの課題曲とか次の演奏会でやる曲を初めて聞いた時って「ナンダコレ?」って思うことあるもんね!
そうそう。せっかく一生懸命練習してきた曲を聴いてもらうのに「ナンダコレ?」で終わるのはもったいないんだ。だからある程度親近感を持てるくらいに当日までに曲を聴いておこう!
あんまり聴かせたらお母さんの耳が肥えちゃうんじゃ・・・
本番当日までに曲を何度も聴いておきましょう。予め曲を知っているのといないのでは聴いた時の印象が大違いです。本番が終わったときにお子さんに感想を言うときにも具体的なことが言えますし、なにより客席に座っている時間が有意義に過ぎていきます。これをきっかけに吹奏楽そのものにも興味を持てるといいですね!お子さんに学校から曲を収録したCDを借りてきてもらいましょう。
2.お子さんとコミュニケーション
楽曲を事前に知っておく、というのはクリアしたけどまだ出来ることがあるんだよね。ルカちゃんは普段お母さんやお父さんとお話しするの?
うん。するよ。友達の話したり英語の先生の愚痴聴いてもらったり。
いいねぇ。だったらついでに今度の演奏会でやる曲のことも話してみてよ。「ここのフレーズで毎回怒られる」とか「ここのソロ吹き終わった後のオーボエの○○ちゃんのドヤ顔がすごい」とか。こういう保護者だけが知っておける聴きどころ、見どころもより楽しんでもらえるポイントだからね。
うーん。そんな話できるかな。。。あっ!じゃあ今度ドライブに連れてってもらったときに曲聴きながら話してみるね!
楽曲を聴いた次は、聴きどころや難所、奏者のことも知ってみましょう。お子さんとのコミュニケーションの中で知れる情報というのは保護者のみが得られる特別なものです。興味を持ってくれている、というのは子ども側にとっても嬉しいことですし、これから受験や就職を迎えるという点でも未来を見据えて、親子間の距離を詰めるきっかけとしてみてください★
3.カメラ撮影はやめ?
最後は演奏に集中して聴いてね!ってことを言いたいんだけど・・・。
ダメダメダメダメ!!後で録画しておいてくれたやつ見たいもん!
そうくるよね(^_^;)コンクールは録画禁止だけどコンサートなんかではやっぱり残しておきたいよね。
曲や奏者のことを知ってるからこそいい録画ができるってこともあるでしょ!だからカメラ撮影はアリだよ!!絶対アリ!!
カメラ撮影で余裕がなくなるようなら、やめて演奏に集中しましょう。ですが、曲のことを知っているからこそいいカメラワークも期待できるというものです!全国のお父さんお母さん、事前に楽曲や奏者のことをしっかりとリサーチしておいてプロ並みの録画をしましょう!
これでお子さんも大喜びでしょう★でもでも!一番大切なことは聴きに来てくれたお母さんお父さんが演奏を楽しんで鑑賞してくれることです。いい選択をしてみてください。
4.おわりに
どうだった?お母さんお父さんの感想は?
うん!「曲を知ってたから最初から最後まで暇にならずに聴けた」って言ってたよ!
や~それはよかった。で、ぼくの勇姿もちゃんとカメラに入ってた?
入ってたわよ(呆
(なんでこんなに気にしてんのかしら)
これで全米デビューに一歩近づいた!
どこにも売らないよ!
お子さんの演奏会をもっと楽しむ方法は
①楽曲を事前に聴いておく。
②聴きどころ、奏者について事前知識を入れておく。
③カメラ撮影をやめ・・・ない!!
の3つです。カメラ撮影についてはその会場のルールやマナーを守ることが大前提ですが、お子さんはもちろんのこと、あなた自身も後々に楽しめるように撮っておくのも良いと思います。お子さんのひとつひとつの晴れ舞台の輝かしい姿を音楽とともに目に焼き付けられるといいですね。是非、参考にしてみてください。