新入部員を増やす為にブランド化する方法
このページでは正攻法で部員を増やす方法をご紹介します。一時的に増えるのではなく、毎年増えていく方法ですので、是非参考にしてみてください。

うーん。。。うーん。。。

どうしたの?そんな頬杖ついて椅子に座って・・・

うーん。。。ってわたしゃ[考える人]か!c(`Д´c)
いやね、今度の新入部員どうやったらたくさん入ってくれるのかなって。部員が多いと迫力のあるステージができるし、いろんな人と演奏できるし、なにより楽しいでしょ?

わーナイスツッコミ♪
うんうん。そうだね。部員を増やす方法?任せて♪
1.目玉企画を作ろう

いきなり結論だけど、新入部員にたくさん入ってもらう方法は目玉企画を作ることだよ。

目玉企画??「○○高校吹奏楽部といえばこれ!」みたいな?

そうそう。そういうやつ。それ目当てでお客さんが来てくれたり話題になったりするようなやつのこと。

そういうのがあればそれをやりたさに新入部員の子も入部してくるってわけね!?

うん。話題になったり人が寄って来るってことはそれだけの規模や迫力、感動があるわけだからね、やってる側も楽しいもんなんだよ。

ふむふむ。だったらなにか企画を考えなきゃ!
部員を増やすにはなにか突出した魅力をあなたの吹奏楽部につくりましょう。目玉企画と言いましたが、ただ演奏が上手なだけでもいいですし、部員がみんな仲良しでもいいです。そういうことが舞台を通してお客さんに伝わるように工夫してみましょう。
お客さんの中には当然これから中学生・高校生を迎える子もいますから、お客さんを増やす努力が部員の増加にもつながります。
2.目玉企画の例

そうだね。いきなり自分たちで考えてみても大変だろうから、まずは目玉企画の例を紹介するよ。
京都に橘高校ってあるじゃん?youtubeで検索したら出てくるから一度見てみてほしい。

知ってる!ジャズの名曲、『シング・シング・シング』を踊りながら演奏するんだよね。テレビでも取り上げられてたわ。1年の子が目をキラキラさせながら「シングやりたくて入りました!」って言ってたよね。

そうそう。あとは大阪の淀橋工科高校を紹介するよ。youtubeにもいくつか上がってるけど、生で聴いた時の心地よさがすごいよここは。

演奏もすごいけど歌ったり踊ったりの企画もやってるんだよね。演奏が上手ってやっぱり何よりの強みね。
パフォーマンスがすごいところと演奏がハイレベルな2校を紹介してみました。ほかにもっとオススメの知れ渡って欲しいバンドがあればいきなりすごいことはしなくていいので、出来る範囲から少しずつやってみましょう。
演奏に手話を加えて歌ってみるとか、歌いながら踊るとかやってるところはやってます。もっと他の分野にも手を出してみる、今できることにさらに磨きをかけるなど、お客さんが感動することを考えていきましょう。次の章ではこうした企画をする上でポイントをご説明します。
3.実践するときのポイント

すごい企画とか見たら「わたしたちもあんなのやりたい!」って張り切って模倣を始める人もいると思うんだ。もちろんそれはいいことだし背中を押したいんだけど、注意してほしいことがあるんだよね。

ん?パクリはやめろって?

違う違う(;´д`)真似から入るのは悪くないよ。そこから自分たちだけにできる付加価値をつけていけばいいんだからね。そうじゃなくて、中途半端なことはしないでってことを伝えておきたいんだ。

クオリティが低いものを出すなってこと?

そうだね。いきなり大きいことに挑戦してみて中途半端な結果になるとお客さんはもちろんのこと自分たちもゲンナリしてしまうでしょ。パクリ元よりレベルが低いのはいいけど、お客さんに出していいかどうかはしっかりと精査しようね。

うーん。。。難しい!
演奏に取り入れてみるのは小さいことでも大丈夫です。ポイントはクオリティにあるので、どんなことであれ中途半端になったり恥じらいながらやることのないようにしましょう。
やるからには徹底する、という心構えが大切です。j-popの曲なら休符の間は歌詞を歌ってみるとか、歌の上手い子がマイクで独唱する、だけでも印象がガラっと変わるものです。簡単なところから挑戦してみてください!
4.おわりに

ぼく、個人的には演奏だけじゃなくて歌うっていうのも大事にして欲しいと思ってるんだ。当事者は気付かないだろうけど、中高生の子達の生の声、ましてや歌声が聴けるっていうのは私生活の中でそうそうあるもんじゃないからね、新鮮なんだ。元気ももらえる。

んーっと、つまり若さを活かせってことでいいの?

それだね。[お客さんを増やす]と[部員を増やす]は同義だから、一見遠回りに見えるかもしれないけど、次のコンサートのお客さんを増やす努力から始めてみてよ。ちゃんと次世代の吹奏楽部員に媚を売ってね★

媚は売らなくていいでしょ!
部員を増やすにはまずお客さんを増やすことを考えましょう!お客さんの中にはもちろん次世代の吹奏楽部を担う子の保護者たちもいるわけで、多くの人に「○○中学/高校の吹奏楽部っていいな」と思わせるところから始めてみてください。
もちろん入部の決断をするのは本人ですが、多くの人に好印象を持たれている、ということは全く予想しないところでプラスに作用することがあります。演奏の依頼が入ったり、予期せぬ寄付があったりなど、これからの活動を照らすものとなります。まずは身近なお客さんに喜んでもらうことを考えて、新入部員の増加につなげましょう!