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効率的な楽器の練習法

ある程度楽器が吹けるようになってくると、曲の練習も楽しくなり、やがて伸び悩む時期に直面しますよね。そんな渦中にいるあなたに朗報です。

これからグンと上達するためのたった1つの大事なポイントをお教えします!楽器が上達するロジックをしっかり理解してメキメキ腕を磨こう!

うーん。。。1年生の頃よりは上手になったけどさ、最近技術が横ばい状態だよ。もっとこう私の中の奥底に眠ってるポテンシャルを引き出すような練習法ってないのかなあ。

あるよ(ドヤ顔)

ほんと!?!?

1.効率的な練習の鍵は基礎練習

これからもしっかりと腕を伸ばしていくポイントはね、ズバリ基礎練習だよ。

もっとすごいこと言ってくれるのかと思ったら。。。ありきたりね。

こういうのはだいたい灯台下暗しなんだよ。授業中に消しゴム落とした時にさ、周りを探しまくってたら実は足元に落ちてました!ってことあるでしょ?「はやく上手くなりたい!」って思えば思うほど答えが見つかんなくなるけど、実はすぐそばにあるんだよ。

なんか説得力イマイチだけど。。。どうしてそんなに自信満々に言えるの?

基礎練習は全ての原点だからね。楽曲の演奏っていうのは基礎練習という名の土台の上に成り立つんだよ。演奏時の姿勢やブレス、音のアタック・しまい方、ハーモニー、リズム、歌い方・・・などなど基礎練習でやったことの集大成として曲があるんだ。

基礎練習の延長線上に曲があるってことね。


効率的な練習法、上達の鍵はとにかく基礎練習!すべての曲は基礎練習の先にあります。ミュージックエイトの簡単な楽譜も、コンクールの課題曲も自由曲も、アンサンブルの曲も全て基礎練習の集合体です!

これさえ理解したら攻略すべきは楽曲ではなく基礎ということがおわかりでしょう。次の章ではより時間を有効に使って、本番が近くても曲練習に焦らないで基礎練習ができる方法をご紹介します。


2.効率化のポイントは『基礎練習化』

本番が近くなるとどうしても曲の練習に時間を割いちゃうよね。

そりゃそうだよ。お客さんに下手な演奏聴かせられないもん。だから本番が立て続けにあるようなときは基礎練習がおろそかになるのが悩みの種ね。

だったらさ、基礎練習の中に曲練習を取り入れるっていうのはどう?例えば曲中にこんな↓のが出てきたとするじゃん

(思いっきり基礎っぽいわね)うんうん。

だったらこう↓やって逆にしてみたり、調を変えてみたり、リズムを変えてみたり、もっと言ったらオクターブを変えたりしていろんなパターンにチャレンジしてみるんだ。そうすると、次に似たような形や微妙にパターンを変えた楽譜に出会っても対応しやすいでしょ。

なるほど。曲の一部をそのまま基礎練習に取り入れてみたり、吹けないところは重点的にできるように、あの手この手で吹いてみるのね。


楽器を吹き始めて最初のうちはうまくいかないけれど、ある程度上達すると新しい楽譜をもらっても上手く吹けないところは限られてきます。そういう箇所は基礎練習に取り入れて楽譜の通りに吹くのはもちろんのこと、リズムや調、パターンを変えていろんな角度からあたってみましょう。

楽曲の基礎練習化です。「勝手にアレンジするな」とか頭の固いことを言う人がいたら口にミュート突っ込んでやってください。フンガー


3.曲練:基礎練 → 1:9で!

でもさ、今説明してくれたことをやってたら自然と基礎練習でやることが増えて曲の練習がロクにできないよ?

え?いーじゃん、しなくて。みんなで合わせるのはともかくとして、個人練習はほとんど基礎練習で大丈夫だよ。たしかに新しい楽譜に出会うたびにそんなことしてたら練習メニューばかりが増えて時間が足りなくなるのはわかるよ。

ほら。分かるんじゃん。

でもよく考えて欲しいんだ。基礎練習化を進めるその過程では当然吹けるようになるフレーズやパッセージも増えてくるんだよ。だったら「もうこの練習は重点的にしなくていいな」ってなってくるの。そうしたらそのときもっと問題に感じてる練習に時間を割くようにして、練習メニューを更新していくんだ。

こ、これはツイッターばかり更新してる場合じゃないわね!


効率的な練習法のサイクルはこれ!

新しい曲に出会う→自分が苦手なパターンが判明する→基礎練習に取り入れてひたすら練習→できるようになる→新しい曲に出会う→・・・

あなたの周りにいる上手な人っていうのはやはり頭でしっかり考えて練習しているものです。基礎練習はつまらないという人もいるかもしれませんが、自分なりの練習サイクルやパターンを手に入れて効率的な練習をしてみましょう![曲練:基礎練]の割合は [1:9]でも大丈夫!


4.おわりに

なかなか上手くならない原因っていろいろあるけど、「吹けるところばかり練習してしまう」ってのもあるよね。

そうそう!やっぱり上手に吹けると気分がいいしストレスの発散にもなるもんね!

うん。SNSもいいけど日々練習メニューを更新して着実に成長していきたいもんだよ。

説教なう~。


効率的な練習のために知っておくべき大切な真実、それは

すべての楽曲は基礎練習の集合体である

ということです。もちろんロングトーンやスケール、アルペジオ、リップスラーのような毎日同じことをじっくりとやる練習も大切ですが、「どんな練習をすればいいのか?」という点は創意工夫して取り組んでみましょう!


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