トランペットはどの音から教えるべきか問題
ムキ~~、先生のヤローむかつくなあ!
あれあれ、どうしたの?
今日合奏の時にね・・・
1.下のBから教えることの弊害!?
先生がさ、「おまえら、1年に教えるとき、どの音から吹かせてるんだ?」って。
んで?どう答えたの?
下のBです!って言ったよ。
そしたら?
すっごい怒号でさ、「そんなとこから教えたらhighBが天の上みたいに遠い音やと思ってしまうやろが!」って怒るの。
あーれま。
あーれまて。
私の憤りに同意しなさいよ!!
いや、まぁ先生の言うことも分からないでもないよ。ぼくもルカちゃんより前にいろんなトランペット吹きの子を見てきたけど、やっぱり五線外の上のFの音からだんだん苦戦してるからね。
あーそうですか。トラちゃんは先生の味方ですか、あーそうですか。
いやいや、待ってよ(汗
ちなみに先生はチューニングBから教えろって言ってた。
確かに!五線より下のB(ド)から教えてしまうと!
highBはめちゃくちゃ高い音に感じてしまう!その理屈は理解できる!っていうかルカちゃんも本心ではそれを理解できるからこんなに怒ってるんじゃない?
え?まぁ?言ってることは分かるよ?
でもそれを鵜呑みにしていいほどトランペットを教えるのは簡単じゃない!
2.実際問題としていきなりチューニングBは難しい
そうそう、そこだよね。初心者がいきなりチューニングB出せるかって言うとそうじゃないもんね。
たしかにね、もしもいきなりチューニングBが出せたら上に1オクターブ、下に1オクターブでかなり中間的な位置からトランペットの世界が始まるのはいいと思うよ。
でも最初の音を出す段階でなかなか出せなくて練習がいやになっちゃったら本末転倒だよ。
うんうん。やっぱりまずは「音を出せる」これを大事にしたいよね。
そうだよ。自分が楽器を鳴らせるってすっごい快感なんだから!やっぱり教える側としてもそれを味わってほしい!
あと、初心者がチューニングBを出すことの難しさがイメージできない人のために言うと、平均台を思い浮かべてほしいな。
あーそうきますか。
ハイトーンは横幅の狭い平均台のようなもんで、渡り切る(出し切る)には繊細なブレスコントロール(バランス感覚とか)が求められるんだ。言ってみたら初心者がいきなり手を出すものじゃないよ。
そうだね。回転ずしにいっていきなり炙りサーモンとか頼むような感じだよね。ハイトーンっていうのはトランペッターとしても旨味(美味しいところ、活躍どころ)でもあるからそんないいところを初心者がいきなり味わっていいわけない・・っていうか味わえないんだよね。
そのたとえはなんか微妙だけど・・・。
てかアンタのナリで寿司て!
3.結局最初に教えるべき音は・・・?
先生に言われっぱなしは気に食わないから一応でも結論を出したいんだけど?
ルカちゃん的にはどうなの?
そんなの決まってんじゃん!少なくとも下のB~Fの楽に出せる音域から教えるよ。
でもさでもさ、仮にチューニングのBから教えたとしてめちゃくちゃハイセンスなハイトーンを得意とするトランぺッターが生まれたら素敵じゃない?
なんでそう揺らぐようなことを言うのよ。
いや、僕たち的には結局のところ、読者にゆだねたいし、挑戦もしてほしいじゃん?
まあ。。。それは少しわかる。私もちょっと興味あるしね。
現にhighBはとんでもなく高いなっていう意識付けがすでにされちゃってるし。。。
というわけで、いきなりチューニングBに挑むトランペット諸氏、またはその指導者がいたら是非頑張ってください。
そして結果を教えてください!
やっぱり音域を落として練習したのか、ハイトーンをものともしないプレイヤーに育ったのか。
楽しみだね~。
ね~。
4.おわりに
教える順序って確かに大事だとは思うよ。
楽器に限らずさ、「今考えたらあれって必要だったのかな?」ってことあるよね。
家庭科の授業で調理するときの最初にする煮沸消毒とかね。家ではしないもんね。
いやそのたとえは分かんないよ。あれはあれで必要じゃん。
ま、まぁみんなも練習頑張ろう!
あ、はぐらかした。
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