リップスラーの練習パターン
ということで、練習パターンや便利な運指をご紹介します。

ちょっとはリップスラー慣れてきた?

うーん。。。まだ音が上手に変わらないよ。

最初はとにかく実践あるのみだから練習パターンを紹介するよ。

ラジャー!
1.練習パターンは無限大!

じゃあ練習パターンを教えるよ。口で言っても伝わらないからね、譜例で示すよ。

うん。

まずは基本編から。





1つ目と3つ目がほぼ同じなんだけど。

いやぁ。貼ってから気付いたんだよね。ごめんちゃい。

可愛くないわよ!

お次は中級者編ネ。





ぐっ・・・ちょっとレベル上がったわね。

まーこれくらいは出来てほしいところだよ。
じゃ、最後上級者編行きましょう。





げぇー。。。

ルカちゃんは最近始めたばっかだから驚くかもしれないけど、練習してたらそのうち出来るようになるよ。

そんな日くるのかなぁ。
リップスラーの練習パターンを出してみました。もちろんこれで全てではなくもっとたくさんの組み合わせがあります。テンポやリズムにも変化をさせるともう無限大ですね。
上記に挙げたような例を実践するとしてもそれそのままに演奏してたら勿体ないです。リップスラーは解放の運指(ピストンを押したりスライドを伸ばしたりしない)だけではないですよね。ということでその辺りの補足を次の章でご説明します。
2.運指順♪

さっき紹介した練習パターンは次に紹介する運指順で実践してほしい。これ↓ピストンね。


これってFからHまで半音ずつ下るときの運指だよね?

お!いいとこ気づいたね!そうなんだよ。これで各運指でリップスラーを網羅できちゃうんだ。Hからスタートしてもいいよ。

わー!これでゴリゴリ練習しちゃうよー!
リップスラーをとあるパターンで実践するときは上記のように全ての運指で行いましょう。この練習はスケールやハイトーンにも生きてきますので、是非重点的にやってみてください。
3.リップスラーのウンチク

ところでさ、これは昔先輩が言ってたんだけど、リップスラーで一番難しいのは隣合う音程の中でどこだと思う?

↓ここじゃない?だって高いもん。


それも一理あるけど先輩的にはブー。不正解。先輩は↓ここって言ってた。


なんで?出しやすい音域じゃん。

うん。そうなんだけど、一番音が離れてるから滑らかに変化させるのは難しいんだよ。
でね、今の今まで僕もその考えだったんだけど、この記事をきっかけに変わったんだよね。僕は↓ここが難しいかなって思う。


逆じゃん。音近いじゃん。

いやだからこそなんだよ。音が近いほど力加減が細かくなるよね。思い切って「エイっ」つって音を上げたり下げたりすればいいのとは訳が違うんだよ。

うーん。あまりピンと来ないけど分かったよ。
軽いウンチクを出してみました。リップスラーは金管奏者として欠かせない練習メニューですが、曲中に出てくると代え指で対応することもありました。技術不足でそうならないように普段からきっちりやっておきましょう。
4.おわりに

どう?ルカちゃんリップスラー頑張れそう?

うん。ウォームダウンにもたくさん取り入れてみるよ。低音域で。

めっちゃ高速でリップスラーをする方法もあるんだけど、ルカちゃんがもっと上達したら説明するよ。

楽しみにしとくよ。
リップスラーの練習パターン、いかがでしたでしょうか。もう既にご存じだったかもしれません(;´・ω・)リップスラーっていうのは本当に基礎練習メニューの中でも楽しい方ですし、練習の合間にもついやってしまうような息抜きにもなる練習です。たくさんたくさん練習してリップスラーと仲良くなってください。そのころにはあなたの音色もとっても良くなっています。