Suipedia♪~とらおとルカのおしゃべり広場~

記事一覧 > コンクール > 課題曲2019 > 2019年吹奏楽コンクール課題曲トランペット的感...

2019年吹奏楽コンクール課題曲トランペット的感想!

はい!今年もやってきました!

2019年度吹奏楽コンクール課題曲!

これを書いてる今日は2019年2月3日!CDとフルスコアも入手済みです!

というわけで、参考になるかならぬかは不明ですが、トランペットパートの視点で感想や印象を残しておこうと思います。

(なお、対象はⅠ~Ⅳです)

よよよ!今年も来たね!

ね!コンクールが!

ルカちゃんの第一印象ではどの曲が一番やりたい?

ん~私はⅣの「道標の先に」かな

いいね~、ぼくは「あんたがたどこさ」だよ。

先に言っておくとこの記事は感想記事なので!

解説記事ではないのでご注意!

1.Ⅰ「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲

公になってる詩を当てはめられる楽曲はじゅげむ依頼だね。

ね!なんと言っても歌いやすい!

あんたがったどっこさ~♪

ひ~ごさ~ひ~っごどっこさ♪

く~まもっとさ♪

く~まもっとどっこさ♪

せんばさっ!

おわり!

トランペットの最初の音はDとGだね。フレーズ的にも結構優しい(^_-)-☆

曲によってはすごい目立っちゃうのとかあるもんね。

うん。それに比べると親切だね。

課題曲の最初の音って言うのは結構重要な立ち位置で、舞台袖で15分間おやすみしてた唇を呼び覚ます最初の一打なんだよね。

そうそう!どんなフレーズでどんな音が来るかでプレッシャーも全然違うしね。

Aのメロディは嬉しいなあ。

そうだね、ほどほどにメロディパートが散りばめてあるところも親しみがもてていいね。曲の雰囲気の事もあるから木管と一緒に吹くところが多いけど、自由曲に向けて体力を温存しておくという意味ではgoodだよ。

ただ1stの場合GとかFisがまま出てくるね(´・ω・`)

う~ん。。。確かに!ある程度吹けるバンドならなんてことないだろうけど、中学生くらいにはこれだけでもしんどいかもしれない。

だよね~・・・

まあでもこれを機に成長するということで!


「あんたがたとこさの」主題による幻想曲、とてもいい曲ですね。イントロ的に、コンクールのその日のプログラム1番の団体に吹いてほしいです。

全体的に古き良き昔の時代を匂わすので木管の暖かな響きに寄り添うイメージでトランペットは吹きましょう。アクセントの付いた決めどころはバシッと歯切れよく吹くべきですが、それ以外は主張を抑えめで楽曲の味を優先しましょう。

個人的にはKからのトロンボーンのメロディが死ぬほど羨ましいですね。スライド楽器の特性を活かしたメロディは聴いてて心地よさが抜群です。


2.Ⅱマーチ「エイプリル・リーフ」

エイプリル・リーフも最初の音、優しいね

でた~甘いよ~

確かに下のCは音域的には優しいよ。でもね、1,3のピストンを押す音はこもりやすいし既に木管のトリルやトロンボーン、パーカッションは始まってるからより明瞭な音を出さないとここで、呆れられちゃうよ。

げげ!そうなの!?

そうだよ。低い音には低い音なりの課題ってのがあるんだよ。

も~解説になってるよ!最初に解説じゃないって念押ししてるのにっ!

あ、ごめんごめん汗

Aからのメロディは装飾音符がとにかくおしゃれ♪♪私これだいすき。

いいよね~それ。でもB、C、E、Fは既視感満載のフレーズだね。

まぁ、課題曲マーチだし?ある程度は仕方ないじゃん?

お、Fのトランペット。ここ装飾音符あるじゃん。

ほんとぉ!?やった!私ここ全力で吹くよ!

残りのパートはよくある課題曲マーチと同じ感じだね。とりたてて感想もなく。

なくて。

まーなんだろ、ちょっとトランペット1stはしんどいかもね。後半吹きっぱなしだし。

そうそう。自由曲に温存しておきたいのにさ~。

ま、これは毎年言ってるんだけど、コンクールのルールは1stの楽譜を目の前に置いた人が1stの楽譜を演奏することじゃないから。

え?

ルール的にはそのパート(トランペット)のどこかからトランペットの1stが聴こえてきたらいいから。

え?ってことは3rdの人が1st吹いてもいいの?

もちろん。


いまだに知らない人もいるかもしれませんが、パートから既定の音が聴こえたらコンクールはOKです。また連盟から2019年版の発表もあるかと思いますが、そういうことになってます。

エイプリル・リーフ自体は取り立てて言及することがないくらい例年通りの課題曲マーチですね。

個人的には最初の主題に装飾音符を入れてきてるから後半にも捻った形で登場させるにくい演出をしてくれるのかと思ってました。ですが、最初のあそこだけだったのでちょっと残念に感じています。

もちろんやりすぎるとゴテゴテした仕上がりになるのでさじ加減は大事なのですが、それにしても結構薄味だなという印象でした。


3.Ⅲ行進曲「春」(委嘱作品)

この曲は何て言うか、「基礎練習の成果をしっかりとアピールできる曲」って感じがしたね。

そうね。テンポもゆっくり目だし、一歩一歩を一音一音を大事に吹きたいね。

技術的には平易だけど、一度聞いただけでは消化しきれない感じがⅡやⅣとは違う感じがするね。

スルメ曲ってやつ?

ん~まだわかんないけど、ひと夏をかけてじっくり向き合うのに適しているというのは間違いない。

よく見たらGの前の1stは細かいのあるよ。

チャンチャララチャンチャラララン♪?

そうそれ。

これはね~・・・あの~2007年のブルースカイにもあったよね。トランペット的にはあまり出てこない細かさだけどいざ吹いたらめっちゃ簡単よ。

お、そうなの?なら安心♪


これ、結構練習のしがいがありそうですね。分かりやすいハーモニーの変化や構成が散りばめて合って練習が楽しそうです。パート練習はもちろんですが、セクション単位の練習も重点的に取り組んで全体のアンサンブル力を向上させてほしいです。

音程が悪いと全体的にガチャガチャしてしまい、何をしてるのか分からなくなるので、音程は特に注意しましょう。あとは音色ですね。

速いテンポで流れでごまかすことをしない曲なので、音色をしっかりとアピールしましょう。


4.Ⅳ行進曲「道標の先に」

冒頭から結構キャッチ―だね。

ハーモニーも綺麗♪

6/8拍子ということでⅡともⅢとも違うテイストだよ。

ね~。これの「タッカタッカ」のリズムが楽しいんだよね。

アクセントの音は特に強調するようにしたいね。トランペットは切れ味のある音を出しやすい楽器だからそこの技術はしっかりと前面に押し出してほしい!

冒頭からそんな感じだもんね。

うん。あとはこの曲に限らないけど、スタッカーととかディミヌエンド、クレッシェンドをしっかりすることで曲の聴き手が感じる印象を確実に操作していきたいね。

その辺、ちゃんとやんないと飽きられるもんね!


聴いてみた印象より実際演奏すると楽しい感じがします。

課題曲って作曲者によってアーティキュレーションを全然指定してなかったり、結構細かに指定してたり、いろいろですが、この曲は割と丁寧にやってくれてますね。

ただ、それさえ守っていればいいというわけではなく、バンドのカラーを出していけるように創意工夫をしていきたいですね。


5.おわりに


ざっと感想を書きました。スコアを眺めながら書いてるとどうしても解説記事になってしまいそうで、どっちつかずな中途半端な記事になってしまいました。

ま、でもまだ2月なので、各曲の特徴とかぼんや~りと掴んでいただけたらいいかな、と思ってます。

実際に吹いてみて、バンドのカラーとのマッチ具合やフィーリングから選曲しましょう。

私が中学生のときは最初から顧問によって2曲にまで絞られてましたが、選曲の方法は何であれ、一度全部吹いてみるのを推します!


このエントリーをはてなブックマークに追加

こんな記事もあります。

コメント (0件)

お名前
メッセージ

コメント欄