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吹奏楽コンクールの暗黙のルール

毎年夏に行われる吹奏楽コンクールですが、見ていて「なぜ?」と思うことが少しあります。誰も声には出しませんが、当然そうするべきことというのがあるんです。ネット界隈を見ていてもしっかりと周知されていないルールがあるようにも感じます。その辺り、理解してコンクールをもっと楽しみましょう。

吹奏楽コンクールの「あれ?」なところを紹介するよ。

おー!

1.曲間の移動は奏者だけ

まずは課題曲と自由曲の間の時間のお話だよ。

間の時間・・・?なにかするんだっけ?打楽器の準備とか?

それもあるけど、管楽器の人も席を移動することあるでしょ?

あー2曲でパートが違う場合はするわね。

そこでだよ!いつも思うんだけど、どうして楽譜も一緒に移動するんだよ!人だけ移動するより時間がかかる上に見てて騒々しさがある!

お、言われてみれば確かに。てか、私もやったことあるよ。

あれはね、ルカちゃん用の楽譜ファイルを用意しておくんじゃなくて、例えば1stの席には1stの楽譜だけを入れたファイルを置いておくんだよ。そうしたら人だけ変わればいいでしょ。

なるほど♪じゃあそのときだけ、誰のファイルとか関係なくもっておくんだね♪

そうそう。別にこれができてないからって審査には影響しないけどね。ただこういうところもスマートに見せられると「あ、ちゃんと考えてきてるな」って思うよ。

分かった!次のコンクールではやるよ!


課題曲と自由曲間で楽譜も移動すると客の目には騒がしく映ります。楽譜の移動は工夫次第で避けられますし、実践することで移動時間の短縮舞台上の騒がしさの軽減になります。なによりコンクールも『人前で吹く』ということは普段の舞台と変わりません。お客さんに妙な疑問を抱かせない心がけは常にしましょう。

これは私も以前から思っていましたが、一度コンクールの舞台転換のお手伝いをした時に関係者の方もおっしゃってるのを聴いて奏者の耳にも届けないと、と思って紹介しました。


2.楽器の持ち替えはOK

ネット上で、『楽器の持ち替えってアリなんですか?』って質問があるけど、アリだよ。

そ、そうだよね!知ってる!知ってた!

このルールを決めてるのは吹奏楽連盟だからもしも急に連盟が「ダメ!絶対!」って言いだしたらもちろんダメなんだけど、毎年その辺りのQAが公開されるからそこをチェックしようね。

「ダメ!絶対!」って・・・ドラッグかよ。

このルールってたぶんずっと変わらないよね。少人数だとどうしても持ち替えざるを得なかったり、楽器の所有状況でも複数パート担当するケースがあるかもしれないもん。

うん。ぼくもそう思う。こういうのをきっかけに一人で複数パートできるように練習しておくのもいいかもしれないね。

そうだよ!私もいろんな楽器にチャレンジするよ!

いや、ルカちゃんはもう少しトランペットに時間かけようよ。

ふーんだ。ふーんだ。


楽器の持ち替えはOKです。これはしっかりとルールがあるので、そこは守ってください。今年(2016)も吹奏楽連盟が公開しています。ザックリ言うと、トランペットの楽譜をサックスで吹いたりするのはいけません。サックスで吹いていいのはサックスの楽譜だけ。

この辺りは「1人1パート」ということに固執しなければ案外、今よりいい音楽を作るチャンスが転がっていると思います。器用貧乏になるのはよくありませんが、余裕があればチャレンジしてみてください。

2016年時点の記事ですので、最新版を張っておきます。2018年のコンクールに関するQAはこちら


3.写真撮影は遠慮しない!

お次はこれ!演奏後の写真撮影は遠慮しちゃダメだよ!

じゃあ、みんなで撮るやつ、100枚くらいとってもらうよ。

違う違う!そこじゃないよ!そのあとの個人とかパートとか学年で撮ってもらうやつ。

あ、そっちね。あれって枚数とか決まってるの?

ん~実は知らないんだけど、今まで見てきた感じだと撮ってもらったもの勝ちだね。今はスマホとかも高質になってきたから親御さんが自ら撮ってくれるっていうのも多いだろうけど、プロに撮ってもらうのもたくさん利用した方がいいよ。

プロのカメラマンに撮ってもらうなんて普段ではそうそうないもんね。

うん。カメラマンさんの生活もかかってるしね。

そっちかい!


写真撮影はたくさんとってもらいましょう!私の勝手な分析では田舎者はカメラを向けられると顔を隠して都会の人は「いぇ~い!」と迫っていきます。特に根拠はないですが、経験上・・・。このときくらいは強請りに強請ってたくさん撮ってもらいましょう。
あ、ホールでの写真撮影は控えてくださいね。


4.客席で寝てしまうのは止む無し

自分らの演奏が終わってさ、客席で聴く時間あるじゃん?あれ、たぶん先生に言われてるんだろうね、「寝ないでちゃんと聴きなさい」って。

うちの先生も言うよ。目に洗濯バサミつけてでも起きてなさいって。

それはちょっと・・・。いやね、正義感強い子なんかは「○○ちゃん、寝たらあかんで!起きて!」とか言うんだけど、もうあれ辞めてあげてほしい。で、先生もそんな指導しないでほしい。

どうして?他の団体も聴いてたらいろいろ学ぶことがあるよって理由がちゃんとあるじゃん。

それはそうなんだけど、その正義感強い子がアホだと演奏中でも起こしだすし、その起こされる子も気の毒だよ。だいたい、眠い状態で聴いたって頭には入ってこないんだからもう寝てたらいいじゃん。いびきかいてなかったらいいじゃん。

まーみんな疲れてるしね。演奏中のホールってすごい眠りやすい環境ができてるし。

ね!だから暗黙のルールとかじゃないけど『何が本当に大事なのか!?』ってことを考えて行動してほしいよ。

大事なこと・・・!他団体の演奏を邪魔して私たちに金賞の席を空けてもらう・・・これだ!

いやなんでだよ!

じょ、冗談だよ冗談!


客席で寝てしまう人、結構いると思うんです。中には感想シートまで用意されてる学校もあるかもしれませんね。でもあんなの書くのって大した意味はありません。

寝ないで聴くことに強制力を添えるようなものであって、寝ちゃったりウトウトしてしまうのは仕方ないとして受け入れましょう。正直あんなもの書かせる先生もバカですよ。寝ることは推奨しませんが、奏者と他のお客さんの迷惑にならないこと、これを第一に心掛けてください。


5.おわりに

ちょっとタイトルから外れちゃったなぁ。

暗黙のルールっていうか、ただのアンタの願いよね。

まーいいじゃん!きっとぼく以外にも思ってる人いるよ!それよりコンクールの練習は大丈夫なの?

え?大丈夫に決まってんじゃん!ちゃんと1st用の楽譜ファイル作ったし。

いや、楽譜の準備は前日とかでもいいじゃん。練習だよ練習。

大丈夫だよ!やってやんよぉ!!

あ、急に強気になった。


暗黙のルール・・・というわけではありませんでしたが、参考にしてみてください!


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