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吹コンのルールを解説 その① 主な規定

吹奏楽部に入部するとコンクールに出場する/もしくは出場者のサポートをする人がほとんどだと思いますが、コンクールのルールはよくご存知でしょうか。

見落としているルールがあったら、今より有利に練習を進められることもあるかもしれません。しっかりルールを把握してコンクールを楽しんじゃいましょう!

そろそろコンクールの時期がやってくるね~。

ねー。また厳しい練習の日々が始まるよ。

ところでさ、コンクールのルールってちゃんと知ってるの?

ルール?んー。。。12分以内とか人数制限とか?

それそれ。他には?

え?ほか?・・・ん~分かんにゃい。

1.主な規定

じゃあ早速説明するけど、このページでは【中学の部・高校の部】に限定するから、大学や一般の部のことは考えないでね。あ、あとこれは2015年9月時点の情報だから注意してね。

  • 課題曲と自由曲は同一メンバーによる演奏でなければならない。ただしメンバーが入れ替わらなければ、課題曲のみの演奏もしくは自由曲のみの演奏は可能である。 楽器の持ち替えは認められている。
  • 指揮者は、課題曲・自由曲2曲とも同一人物でなければならない。
  • 課題曲・自由曲は下位大会で審査された曲を演奏する。上位大会からの演奏曲の変更はできない。但し、自由曲でのカット部分の変更に関しては可能とされている。
  • 演奏時間:課題曲・自由曲合わせて12分以内(演奏時間は、課題曲の演奏が始まってから自由曲の演奏が終わるまでの間とする)。 12分を超過した場合は審査はなされず失格となる。
  • 人数制限:中学が50名以内、高校が55名以内(いずれも指揮者を含まない)
    上位大会では下位大会での参加申込人数を超えることはできない。
  • 編成:吹奏楽編成(木管楽器・金管楽器・打楽器)の作音楽器のみ。打楽器には擬音楽器も含む。ブラスバンド編成やオーケストラ編成などの参加は認められていない。

あまり意識したことなかったけど、結構いろいろちゃんと決まってるのね!持ち替えってアリなんだ!知らなかったよ。

そうなんだよね。複数の楽器やるのって大変だけどカッコイイから機会があったら挑戦してみてほしいよ。ホルンの音量が足りなかったらトランペットの人が加勢するとかできるからね。もちろん楽器があればだけど。

ふぇー!私ホルンの練習も始めるわ!

いやトランペットの腕をもう少し磨いた方が・・・。

うるさいよ!


基本的なルールは上記に示した通りです。wikipediaから拝借したものですので、もう少し詳しく知りたい方はwikipediaのページをどうぞ!
次の章では私自身の経験も踏まえ、上記の補足的なことをご説明します。


2.主な規定の補足・実際

2-1.課題曲と自由曲は同一メンバー

  • 課題曲と自由曲は同一メンバーによる演奏でなければならない。ただしメンバーが入れ替わらなければ、課題曲のみの演奏もしくは自由曲のみの演奏は可能である。 楽器の持ち替えは認められている。

まずはこれ。人数やパートの都合でメンバーの中には課題曲は演奏せずに自由曲だけ演奏する人が出ることもあるよね。そういう場合は、課題曲のときはなにもしないで自由曲から演奏に参加するんだ。

打楽器によく見るわね。課題曲の間は椅子に座ってじっとしてて、自由曲になったら楽器の前に移動するっていうの。

そうそう。課題曲を演奏しなくても舞台にはいないといけないから注意して。
あとは、楽器の持ち替えだね。最近は全国に出てこなくなったけど、昔は京都府の洛南高校が演奏中に持ち替えを頻繁に行うことで有名だったよ。中にはチューバの人が打楽器へ向けてパートの間を縫い走る場面もあったりして、視覚的な意味でもかなり熱い団体だったよ。人数が少なかったからそうせざるを得なかった事情もあるんだけどね。

自分のパートもある程度ちゃんと吹ける上で他の楽器もやるってすごいね。

まー確かにすごいんだけど、木管⇔金管とかじゃなければそんなに難しくないんじゃない?っていうのがぼくの本音だよ。トランペット⇔ホルンとか、ユーフォ⇔チューバとか、オーボエ⇔ファゴット、みたいな似た者同士なら片方を極めたら、また0から練習する、みたいなことにはならないからね。

だったらやっぱり今やってる楽器をひたすら練習することね!

2-2.課題曲・自由曲は予選から本選まで同じ曲

  • 課題曲・自由曲は下位大会で審査された曲を演奏する。上位大会からの演奏曲の変更はできない。但し、自由曲でのカット部分の変更に関しては可能とされている。

これは下位大会から次の大会に駒を進めたら同じ曲を演奏してねって意味だよ。

そりゃそうでしょ!せっかく上の大会に進めたのにまた違う曲を練習しなおすなんてやってられないよ!

(つ´∀`)つ マァマァ、そう興奮しないで。
確かにそうなんだけど、注目して欲しいのは『自由曲でのカット部分の変更に関しては可能とされている。』の部分だよ。

これ、どういうこと?

コンクールの自由曲には到底規定の12分に収まらない選曲をする団体もあるんだ。たとえば課題曲が4分だとしたら自由曲は8分以内じゃないといけないでしょ?実際には課題曲から自由曲への準備の時間もあるだろうし、少し余裕を持ちたいから自由曲は7分以内には収めたいよね。

でも、それだと選曲の対象が一気に絞られちゃうわ。世の中には7分には収まらないけど素敵な曲がたくさんあるのに。

いいこと言うねえ★そこで規定の文言にあるカットだよ。もっとながーい曲も課題曲と合わせて12分に収まるように曲を削るんだ。

カットって曲の一部を削ることなんだね。でもそれっていいの?メリットとかデメリットってない?

カット自体は今までにもやってる団体なんていくらでもあるから全然大丈夫。
メリットは苦手な部分を吹かずに済むってのがあるね。金管があまり上手じゃないバンドなら金管の主張が激しいところはカットしてしまうことができるし、逆に木管が上手なバンドならそういう部分は吹いてレベルの高さをアピールできる。
デメリットはやっぱりカットすることで曲を全部演奏できない=本来その曲がもつ良さを出しきれないってことかな。
あと注意したいのが、どこをカットするか、だね。「この曲でそこカットしちゃいかんでしょ」みたいなカットをする団体もたまにあるよ。

なかなか奥が深いわね。じゃあ同じ曲でも演奏する団体によって、カットしてる箇所が違うこともあるのか。

そういうことだね。それでも多くのバンドに同じカットで演奏される曲があるのは全国大会で金賞をとったバンドの演奏が先駆けとなって「あれ、私たちもやりたい!」ってことがあるからだよ。

たしか、ローマの祭り宇宙の音楽なんかは演奏団体によってカットが別れやすいよね。

ちょっと脱線しちゃったけど、上位大会では下位大会とカットが異なってもいいよ、という規定だね。たぶん下位大会を終えたあとに「あそこやばくね?次はやめとこ」とか「こっちの方が都合がいいね」みたいなことがあってカットを変更したい団体もあるんだよ。

それでそういう規定があるのね。

2-3.演奏は12分以内

  • 演奏時間:課題曲・自由曲合わせて12分以内(演奏時間は、課題曲の演奏が始まってから自由曲の演奏が終わるまでの間とする)。 12分を超過した場合は審査はなされず失格となる。

これは絶対に守らないといけないね。

実際に聴いたことあるの?12分を越えた演奏。

んー聴いたことはないけど、結果発表の時にそれが判明して泣き崩れてる人は見たことあるよ。一般の部で他団体だったけど。

そりゃそうなるよね。今まで頑張って努力してきたのに、審査されないなんて。。。金も銀も銅も貰えないってことでしょ?

そうだよ。まあでも当然っちゃ当然というか、12分を過ぎるっていうのは全体の進行が遅れる原因にもなるから、言い換えると客はもちろんのこと関係者全てに迷惑をかけることになるんだよ。確かに無慈悲な気はするけど、それだけ大事なルールなんだね。

たしか運営スタッフの中にタイムキーパーの人がいるんだよね?

そうそう。全部の大会を確認したわけじゃないけど、ストップウォッチ担当の人が3人くらいいるのは見たことがある。あれを壊すことができれば少し過ぎても大目に見てもらえるかも!証拠隠滅!

やめなさい!ってか録音聴いたら一発じゃん!

2-4.編成について

  • 編成:吹奏楽編成(木管楽器・金管楽器・打楽器)の作音楽器のみ。打楽器には擬音楽器も含む。ブラスバンド編成やオーケストラ編成などの参加は認められていない。

これは補足があって・・・

  • コントラバス・ピアノ・チェレスタ・ハープの使用は認められている。また、曲中のスキャット(声)も認められている。
  • チェロや電子楽器などは使用禁止である。スコアに当該楽器の指定があっても禁止となる。

なんだよね。

スキャットってなに?

よくぞ聞いてくれたね~♪スキャットっていうのは主にジャズで使われる歌唱法で、意味のない音をメロディーにあわせて歌うこと。この歌唱法は、「歌」というよりも声を一つの楽器として表現することが目的なんだ。
これを面白く活用したのが、2005年の柏市立柏高校だね。

あ!昔テレビで見たかも!たしか・・・ジャングルみたいな曲?

サバンナだよ(^_^;)『ウインドオーケストラのためのムーブメントII 「サバンナ」』。これのすごいところってサルの鳴き声が聴こえる箇所があるんだけど、本番までに部内でサルを調教してきて舞台まで連れてきたんだよね。それでサルの鳴き声のところで見事に鳴かしたっていう逸話が。。。

いやいやいやいや!!嘘じゃん!!話の流れ的にそこはスキャットで再現したんでしょ!!

あちゃヽ(`Д´)ノバレた?

バレバレよ。でもサルの鳴き声なんてできるのかしら。


いかがでしたでしょうか。これまでも規定の範囲内でいろんな演奏がコンクールで披露されてきました。画面の前のあなたもルールをよく頭に入れて練習に励んでください。


3.おわりに

いろいろ解説はしてみても、奏者からすると舞台の上で自分の役割を全うするだけだね。

そうね。選曲やカットを考えるのは楽しそうだけど、今までとやることは変わらないわ。

じゃあ早速サルの鳴き声の練習をしようかね。

ウキャー!


主な規定をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。舞台上に関することは以上ですが、他にも課題曲についてや予選から本選出場の流れ、今はなき3出制度などコンクールが公平に円滑に運ぶためのルールや決まりは盛りだくさんです。
先述のとおり、奏者にとってはやることは変わりませんが、少しでもコンクールを楽しめるように参考にしてみてください★


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