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クラウドワークスで18万円分お仕事を依頼した感想

クラウドワークス」というのはオンライン上で仕事のマッチングをお手伝いしてくれるサービスで、この運営会社を「クラウドワークス」と言いますし、サービス自体のことも「クラウドワークス」と呼びます。

「マッチング」の文字通り、お金をもらって仕事を受けることも、お金を払って仕事を頼むこともできます。

これまで(2018/7/29時点)で186305円使ってお仕事を頼んできたので、その感想を書きます。純粋な感想の他に失敗談やアドバイスも書くので利用を検討している方は参考にされたし・・・!

今日はクラウドワークスの話だよ。

私も利用しよっかな。これで小遣い稼ぎしちゃうぞ~。

その辺りも話してくれるらしいよ。

こりゃあ楽しみだね~。

1.どういう用途で使ってきたか。内容と内訳

私の場合はwebサイトのイラスト制作やライティングです。

もともとこのサイトと別に吹奏楽の情報サイトで全パートを網羅したものを作りたいという想いがありました。ただ、私は楽器に関してはトランペットの知識しかありませんし、その他周辺知識に関しても一人では限界があるので、他人を巻き込んだ形でのwebサイトを作ろうということで利用してきました。

クラウドワークスを使ってどんな仕事を依頼するか、というのは本当に多岐にわたります。簡単なアンケートやwebサイトの制作依頼、プログラミングやイラスト制作もありますし、カメラ撮影やface to fatoによる通信テストの協力なんていうのも見たことがあります。

冒頭で私は18,6305円使ってきたと述べましたが、内訳は

  • タスク 26,724円
  • プロジェクト 138,352円
  • コンペ 21,229円

です。

これら3つは仕事の頼み方の種類みたいなもので、簡単に言うと・・・

1-1.タスク

軽微な単純作業を依頼するときに使います。
個人間の往復するやり取りは基本的にないので、アンケートをお願いしたりアイデアを募るときに使ったことがあります。

依頼文で意図や目的をしっかり説明しておかないと全然見当違いの回答が集まったり欲しかった成果が得られなかったりすることがあるので、要注意!

1件あたりが安いので、隙間時間のある主婦や学生に人気そうですね。

1-2.プロジェクト

ワーカーさんと相談しながら仕事を進めたいときに使います。こちらはタスク形式と違って両者が仕事内容や条件(報酬、納品物、納期等)をしっかり共有・納得した上で作業にかかるという点が特徴です。

ライティングやカメラの撮影で利用したことがあります。
他の案件も覗いてみたことがありますが、スキルがないとできないものからスキル不要のものまで様々です。

単純な情報収集やデータ入力は大したスキルはいらないですが、ライティングやwebサイトの制作、システムの動作確認等だと専門の知識や経験、勘が求められます。

クラウドワークスで稼ぎたい人はタスク形式をチマチマやるよりはこちらの方が現実的です。

1-3.コンペ

コンペは多数の提案をもらってその中から目ぼしいものをチョイスしたいときに最適です。こちらはイラストの制作依頼のときに使ったことがあります。

「こういうイラストを依頼したいけど自分の中で概要しかまとまってなくて詳細な部分までは実物を見てみないと判断できない」というときに最適です。

感情的な話をすると、このコンペ形式が依頼側としては一番楽しいです。

と、言いますのも、イラスト制作の場合、案件を登録してからしばらくすると少しずつ提案が上がってきます。

それを見るときがなんというか・・・(誤解を恐れずに言うと)王様にでもなったような気分になるんですよ。「あなたが御所望のものをご用意いたしました。いかがでしょうか」というのが次々に上がってくるわけですからね。楽しいです。

あと、コンペ界隈は私見ではワーカーの腰の低さはピカイチです。(後述)

・・・というそれぞれの違いがあります。
それぞれの使用感は上述の通りなので、参考にしてください。

私はタスクを少しずつやってみたいな~

報酬が1桁のもあるから、しっかり選ばないとね

えぇ。。。そうなんだ。

2.純粋な感想

純粋な感想としては形式に関わらず、なにか作業をお願いしている間は緊張感に包まれるというのがありますね。

私、本職では営業的なことはやっておらず、降ってきた仕事をこなす側ですが、クラウドワークスの利用というのは自分で仕事を案内してワーカーの方とやり取りして最後まで面倒を見なければなりません。その点は、(発注者といえ)仕事の責任をストレートに感じる部分であります。

いろんなワーカーの方にお願いする中で頻繁に感じてたのは

「この人たちは私のサイトをより良いものにしたいと思っているわけじゃないんだな」

ということです。いや、突き詰めたらそういう気持ちでいてくれていると思うんですよ。ただ、なんというか私が勇みすぎてて、同じ温度差を求めてしまっていた感は否めません。

ワーカー様というのは基本的に、お願いされた仕事を忠実にこなし、納期までに納品するだけです。

私が仕事を受ける側だったとしてもやはり思うのは思想、感情まで合わせる必要はないんですよね。その点はまぁ自分の反省点です。自腹を切って外部に仕事をお願いなんてこれまでやったことがなかったので、知らず知らずのうちに気持ちが前のめりになってしまっていました。

本職では契約前に「できるだけ少ない額で大きな成果をもらいたい」という意思のもとの不毛な交渉を見たことがありましたが、クラウドワークスを通して確かになるほど、と思った瞬間はありました。

ただやっぱり、金銭面での納得ももちろんだけど、クライアント・ワーカー間で気持ちよくやり取りできることが一番だと思います。

3.失敗と反省、アドバイス

実世界でもそうですが、オンライン上でもやはりいろんな人が存在します。
クラウドワークスを利用していると自分の原因での失敗、相手に起因する失敗などいろいろあります。

その中で特に気を付けたい、気をつけねばならないことを紹介します。

3-1.金額設定

ひとつめは金額設定です。
とある案件の案内時に金額は「5000円~10000円を予定しています」と伝えたことがあります。このとき返ってきたのが「できれば10000円にしてほしい」という旨でした。

そりゃそうですよね。

ただ、だんだん予算的に厳しくなってた時期なのですが、「自分から言い出した手前仕方ない、ここで揉めても嫌だし」ということで相手の言い分を飲みました。

私も純日本人なので、「揉めるくらいなら我慢する」という気持ちが強いです。でも、自分が納得するためならやはり嫌な思いをしても、後味が悪くても意思を通さないといけない局面も出てくるんだな、ということはとても勉強になりました。

あとは、タスク形式での金額設定です。webサイトの動作確認をお願いする案件を登録したとき、一人当たりの額が350円でした。×20人です。

返ってきた結果を見たときそのほとんどが「これに350円の価値があるだろうか・・・」と想わせる内容でした。(もちろん、私が用意した依頼内容の説明文の不出来もありますが、それを差し引いてもです。)

この350円という額の根拠は私のそのサイトに対する思い入れの強さです。

「このサイトはとても強い想いをもって作ってる。だから内容・動作確認をお願いする案件ではこの額ほどの価値があるはずだ」

という感じです。でも思い入れの強さなんていうのは私以外誰も知らないことで、乱暴な言い方をするとタスク案件を受ける人は書かれた通りに作業をこなして承認をもらえさえすればなんでもいいんですよ。その辺りの私の認識不足が祟りました。

「私くらいの温度差でもって作業にあたってくれるはずだ」と思っていると痛い目を見ます。

タスク案件の一部には労働力のたたき売りともいえるような低い金額でのお仕事もあります。
そういうのが生まれるのもまぁ納得できる部分はあるなと思いました(あってはいけないと思いますし、私はやりませんが)

3-2.ワーカーの質

もう一つはワーカーの質です。いるんですよ、感じの悪いワーカーというのが。「お金がもらえさえすればいい。早くよこせよ」みたいなタイプの人です。

オンライン上で仕事を頼むので、相手の顔はもちろん、本名も知りません(人によっては名乗ってくれますし名乗ります)

なので、報酬額の交渉なんかはとてもデリケートなはずですが、その提示額への返事が「ありがとうボタン」だけだったりすると私は腹が立ちます。

人それぞれ見方、価値観は違うと思いますが、私はやり取りの際の「感じの良さ」をとても重視しています。

その点で言うと、コンペでご提案をくれるイラストレーターの方々というのはとても好感を持てます。彼らはイラストレーターを名乗る人はクラウドワークス上にひしめいていて、やり取りの際の姿勢でさえも評価に繋がることを知っています。ですから、コンペの提案の際には「修正、調整等ございましたらなんなりとお申し付けください」と一言添えてくれることが多いです。ビジネスの場という意味では至極当然のことかもしれませんが、だからこそ大切な要素です。

あと全体からみると少数ではありますが(だからこそ目立つのですが)「お前ちゃんと案件読んだか?」ということもあります。タスクでもプロジェクトでもあります。

タスクでは案件の内容が抑えられてなくても情で承認をしてきましたが、先述のとおりこれからはしないべきなのかもしれません。。

プロジェクトに関しては悲惨です。ライティングだったのですが、見当違いのものを出されるとそれをレビューする時間がこちらにもかかります。こちらとしてはそのレビューをする時間に別のお仕事ができるのに!(時間の無駄だ!)という気持ちなんですよ。

なので、そのときはもう損切りとして承認をしました。もちろんそこでいただいた納品物は使っていません(使えるようなクオリティじゃないから)。

詳細に指摘して戦うこともできましたが、それだと時間の無駄なんですよ。

依頼内容を拡大解釈&曲解されると厄介なので、事前の打ち合わせはしっかりしましょう。なお、そういうやつに限って、早く着手したがっているような印象を受けます(とにかく金が欲しいから)。

いろんな人がいるんだね。

ルカちゃんには是非とも誠実に取り組んでもらいたいよ

分かってるよぉ!

4.おわりに

18万もつぎ込んだのは私の中で「クラウドワークスブーム」があったからだと思います。予算の都合もあってここ最近は滅多なことでない限り利用していませんが、いろいろと勉強になりました。

仕事の依頼って大きく2種類あって「自分でできるけどそれに時間を割きたくないから頼む」「そもそも自分で出来ないから頼む」の2つなわけですが、どちらも有効だと思います。

これから利用される方はおすすめです。でもワーカーとして利用したい方はひょっとすると少し手を出してみて辞められるかもしれません。(継続して稼ぐことが容易ではないので)

ありがとうございました。

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