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2018京都府吹奏楽コンクール職域一般Aの部 感想

2018年度の京都府の吹奏楽コンクールは8月1日から9日にかけて行われます。 5日に行われた職域一般の部を聴いてきました!感想書きます。

コンクール聴いてきたんだって

大人の部だ!

1.吹奏楽団「雅」

結果は銀賞

1-1.課題曲Ⅲ

冒頭のクラリネットの空気音が気になりました。中低音の2,3拍目の音はもう少し余韻欲しいですね。音楽が進行していく感覚が乏しい印象になります。TPは曲に対してスキル不足。大きい音で鳴らすところはいいけど、繊細さが求められるフレーズは苦手そうでした。

フェルマータのハーモニーの聴かせどころはもう少したっぷりとやってほしかったです。
サックスパートのメロディは音色も鳴りも良かった。

1-2.自由曲:カレイドスコープ

ストリングバスのおじさんが楽しそうでした。TPの3rdパートは安定していました。木管とのバランスもgoodです。

場面が変わる箇所のつなぎ目が粗いですね。前後のハーモニーと音のしまい方、テンポの示し方がバンド内でもっと高い精度で共有されるといいです。

ffのところはしっかり鳴っているだけに交通整理をもう少ししてほしかったです。

2.京都ウィンドオーケストラ

結果は銀賞

2-1.課題曲Ⅳ

TPの冒頭はもっと音の粒をはっきりと立たせて欲しかったです。壮大さに欠けてました。
全体的にダイナミクスの変化が弱く、表情が薄いままの進行になりました。各アーティキュレーションの吹き分けをもっと明確にしたものを聴きたいですね。

クラリネットの音程はイマイチです。チューバをひな壇に乗せたことが生かされてないような・・・。ホルンのグリッサンドはもっと主張してほしかったです。

2-2.自由曲:

中間の木管アンサンブルは良かったです。でももっと音色の親和性が高いと音楽に説得力が出ると思います。

全体の総評としてはgoodです。課題曲に比べて音楽が作りこまれていました。
セッティングはもう少し広くとってもいいと思います。
指揮者の方の最後のフィニッシュが両手を膝裏についてたのがなぜか印象的でした。

3.大住シンフォニックバンド

結果は銀賞

3-1.課題曲Ⅱ

冒頭のサウンドを聴いた瞬間、上手なバンドだと思いました。精巧にまとめ上げられていることを感じる力がありました(昨年は金賞代表だったんですね)各奏者の音色が散っていなくある一定のレベルはクリアしていることがすぐに分かりました。

後半のスネアは粒が甘く感じました。私の座席位置の兼ね合いもあるけど、打楽器はもう少し手元が見える配置が良かったな。。。

伴奏に対してもう少しメロディが映えるといいと思います。

3-2.自由曲:ピータール序曲

こちらも全体的に良かったです。スネア→不協和音からシーンが変わるところも各役割がそれぞれ綺麗に噛み合っていました。

チューバと高音パートのフレーズはチューバの音色が気になりました。もっと濃厚で重低音としての野太さを出せるとメロディに集中できます。

4.園部吹奏楽団

結果は銅賞(一般Aの部で銅賞はここのみ)

4-1.課題曲Ⅲ

セッティングについて、打楽器と管楽器が離れすぎではないでしょうか。
冒頭クラリネットの音程が不安定です。ただ、1番目に演奏した団体に比べると空気音は気にならなかったので始まった瞬間「そうそうこれこれ!」とは思いました。

ホルンの2,3拍目の音は走り気味です。トロンボーンにもこの現象は見られました。奏者一人一人の持つテンポ感が曖昧です。

全体の音量バランスも×。フルートのソロは上手でした。

4-2.自由曲:華の伽羅奢~花も花なれ人も人なれ~

課題曲に比べると上手かったです。でももっとダイナミックの激しい演奏を聴きたいと思いました。演奏とは関係ないけど、曲が終わってから起立するのが少し早いです。

5.吹奏楽団ビスパングル

結果は銀賞

5-1.課題曲Ⅲ

冒頭4小節目の2,3拍目は少し長く感じました。やりたいことは伝わるけど、不自然です。 クラリネットの音程が気になりますね。

練習番号4の前のffは荒ぶりすぎじゃないでしょうか。この曲で見えなくていい表情が見えたように思います。

指揮が常に大振りなので、場面に応じて繊細さを大切にしても良かったと思います。

5-2.自由曲:Mont Fuji(富士山)~北斎の版画に触発されて~

ホルンを最上段にしたことが生きていました。
細かいパッセージは頑張っていましたが、もっと精度を上げてクリアに聴かせて欲しかったです。

最後のところは3つのジャポニズムに似てるんですね。豪快なフィニッシュで良かったです。打楽器が管楽器を食ってしまわないか、きわどいところでした。

6.吹奏楽団ハイブリッド

結果は銀賞

6-1.課題曲Ⅰ

終始安心して聴けました(昨年は金賞、一昨年は金賞代表なんですね)
ff決めどころのテンポが不安定に感じました(具体的には34小節目前の16分音符)。

6-2.自由曲:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より第1.5楽章

全体的に落ち着きがない印象でした。生き急いでるというか。。。テンポ設定がもっと考えられてたら良かったと思います。あとは場面が変わる前後のハーモニーや余韻に余裕を持たせてほしいです。

7.吹奏楽団Stage

結果は銀賞

7-1.課題曲Ⅱ

良くも悪くも小綺麗にまとめられていました。

7-2.自由曲:スピリティッド・アウェイ 「千と千尋の神隠し」より

この曲はやったことあるんですが、冒頭TP1stのGはもっと強烈に出てきて欲しかったです。トランペットは全体的に音量不足でしたね。

オーボエソロをソプラノでやってましたが「これもありかな」と一瞬思ったけど、やっぱりオーボエの方がいいと思います。

8.Rits Wind Orchestra

結果は銀賞

8-1.課題曲Ⅲ

フェルマータのところ、もっとたっぷりと聴かせてほしかったです。

8-2.自由曲:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より夜明け、全員の踊り

最後の音の余韻はとても綺麗でしたね。この曲だったか、余韻が終わらないうちに拍手しだした客がいて台無しでした。

9.京都北山吹奏楽団

結果は銀賞

9-1.課題曲Ⅳ

シンバルがちょっと大きかったです。全体のバランスから外れていました。
あと指揮者のブレザーのサイズが合っていない気がして動くたびにできる背中の皺が気になりました。(そんなとこ気にすんなよって話ですよね)

9-2.自由曲:

樽屋 雅徳って感じの曲でしたね~。
トランペットソロ良かったけど、もう少し低音に対応できるアンブシュアであってほしいです。音色の群が気になりますね。緊張も伝わってきました。

10.龍谷シンフォニックバンド

結果は金賞代表
課題曲Ⅲ
交響曲第二番「黄金時代」より第2.3楽章

この辺りから眠たくなってきまして。。。メモも残していないので、特に書くことがないです。 このバンドは昨年も一昨年も金賞代表なんですね。

11.京都吹奏楽団

結果は金賞代表
課題曲Ⅰ
交響曲第1番「古代世界の七不思議」より第1.5.7楽章

こちらもメモがないので書くことはなし。
ただ、上手な演奏だとは感じていました。
昨年、一昨年と金賞なので、念願の代表ですね!おめでとうございます!

12.おわりに

京都府の一般Aの部を全て聴いたのは今回が初めてでした。
昨年までとは評価の方法に変化があったのでしょうか。今年は金賞が2団体のみでした。 相対的に見て技術差があった結果なのかもしれません。

皆様、お疲れさまでした。そして龍谷シンフォニックバンドと京都吹奏楽団の皆さんは京都府の代表として頑張ってきてください!

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